2019年04月05日

ご寄付の状況について【2019年4月1日現在】

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当ブログをご覧いただいている皆様、いつもレスパイトハウスプロジェクトに関心をお寄せくださりありがとうございます。
直近では、3月29日に、朝日新聞の西日本版に当法人についての紹介記事を掲載していただき、大阪、広島などから問い合わせやご寄付の申し出などいただいております。ありがたいことです。
現在のご寄付の総額をお知らせします。

【2019年4月1日現在】ご寄付総額:5,065,009円(利子含む)
皆様の共感のお気持ちが何よりの励みになります。心から感謝申し上げると共に、引き続きお見守りいただけますようお願い申し上げます。


*****ご寄付のご協力のお願い*****

【目標金額設定に関するお詫び】プロジェクト開始時には目標金額を500万円と設定しておりましたが、それは建物本体のみの予算で、浄化槽や水道電気等の工事を含めると、まだ建築費用に達しておりません。近々工務店さんと打ち合わせをしますので、建築にかかる具体的な費用をお知らせいたしますが、宿泊に必要な身の回りの物を揃えたりするために、目標金額を1千万円に再設定しました。ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

※1)全ての理事は一切の報酬なしで活動しております。ご寄付は全額、宿泊施設の建設及び運営費、また遺族支援に関する諸々の費用(当法人定款に基づく)としてのみ使わせていただきます。使途は全て公開します。
※2)万が一、目的が達成されず法人が解散された場合には当法人定款に則り資産を売却し非営利の遺族支援団体等に全額寄付します。
※3)一般社団法人のため、寄付控除は受けられません事をご承知おきください。
※4)領収書やお礼状、経過報告(ニュースレター等)の送付をいたしたく、差し支えなければお名前やご住所等、当ホームページのメールフォームより連絡いただければ幸いです。
※5)ご寄付の時点で、上記の内容にご了承いただいたとし、その後の返金はいたしかねます事をご了承ください。

◇ゆうちょ銀行 
◆ゆうちょの口座よりお振込みの場合、現金でお振込みの場合
 記号:12000  番号:22912461
◆他行よりお振込みの場合
 店名:二〇八(ニゼロハチ) 店番:208  (普通)口座番号:2291246

◇岡崎信用金庫 半城土(はじょうど)支店
 口座番号:9035435   

◇住信SBIネット銀行
 支店名:法人第一支店   支店番号:106   口座番号:1312008

(名義はどれも「一般社団法人カナリアハート」です) 

*******
自死遺族と、遺族を取り巻く方々、そして共感していただける方々のご協力によってレスパイトハウスを作り運営することが目標です。
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2019年04月02日

講演@枚方市

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このブログにアクセスしてくださっている皆様、いつも関心をお寄せいただきありがとうございます。

昨年6月から少しずつ進めてきたレスパイトハウスプロジェクトについて、これまでに様々な方面の方たちからご縁をいただき、少しずつこの取り組みが広がっていることを実感しております。

直近では、先月29日の朝日新聞朝刊にレスパイトプロジェクトについての記事を掲載していただきました。西日本限定の記事でしたが、記事中で6月1日に開催予定のこの講演会についても紹介していただきました。

これは5年ほど前から仲良くさせていただいている自死遺族の分かち合いの会「ふきのとうの会」の竹井様から、お声掛けいただき実現する運びとなりました。


正直なところ次男に会えないこの8年間は、それまでの40年以上の人生で知っていたはずの事がいかに上っ面だったのかを体感した貴重な年月でもありました。計りようもなく深い悲しみがある事を知りました。昨日まで良き友達と思っていた人たちがスーパー等で会っても目を背けることを知りました。一方でほとんど会話したことのない方から励ましのお声をかけていただき驚いたことがありました。

なんて重く、なんて冷たく、そしてなんと暖かい年月だったことでしょう。

次男が亡くなった後、高校野球という花形部活で起きていた顧問の暴力やパワハラ行為を追及したことで、保護者たちが息子の仏前で「子どもは殴られて心が鍛えられる」「監督に預けた我が子が殴られ怪我をしても、我が子を慰め、励まし、また送り出す。それが母親の仕事です」「みんな殴られて耐えている。耐えられなかったお宅の息子さんの問題で、強く育てなかった親の責任でしょう」と言われ幼稚園からのママ友達も、誰一人助けてはくれませんでした。我が子と共に成長した友達が亡くなったという事に人がどれだけ無関心になれるのか身を持って知りました。部活内で起きていた事を口外しないようにと子ども達に強いる大人たちの姿を子ども達はどのように受け止めたでしょう。

一人の生徒が死んだことを、学校とは一切関係のない事にするためになりふり構わぬ大人たちの姿に、私は愕然としました。

その一方で、人の心の痛みを理解してくれる人が思いがけないところから時折あらわれたことに、私はどれほど救われたことでしょう。
地域で、それまで顔見知り程度で接する機会のなかった人に声をかけられ、こんなに人の辛さを思いやれる人だったのだと驚いたこともありました。

人の真価がどこにあるのか、皮肉にも私は次男を亡くした事で初めて知ったのです。

「ふきのとうの会」の竹井様からも、レスパイトハウスについて広く知ってもらう機会になるからどう?と声をかけていただき、協力を申し出ていただけることのありがたさに感謝するばかりです。

講演会では、私自身が我が子を亡くしてからの心の変遷と仕事や家族の話、そして屋久島に移住する決意やレスパイトハウスを作ろうと決めた経緯などお話できればと思います。講演会とはいってもごく小さな規模ですので、気軽に足を運んでいただき、直接質問などしていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

枚方市で活動されている自死遺族わかちあいの会「ふきのとうの会」さんは、毎月1回、分かち合いの会を開催しています。参加者の地域などを限定するものではありませんので、分かち合いの会に関心がおありでしたら一度参加してみてください。




posted by カナリアハート at 01:10| いろんなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

鹿児島市にて子どもの自殺を考えるシンポジウムと、自死遺族交流会を開催します。

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鹿児島市にて、学校問題を考えるシンポジウムを開催します。

当法人の理事たちは、これまでに鹿児島の数々の事案のご遺族たちと交流してきました。今回は、7年以上経過しても事件について十分に調査がなされていない出水市立中のいじめ自殺事案をはじめ、昨年12月に「指導死であった」とする報告書が提出された奄美市立中事案の第三者調査委委員会の委員長を務められた内沢達先生、その他関わってこられた方々を交えて学校問題を一緒に考える機会を持ちたいと思い企画しました。

当事者の皆様はもとより、学校問題に関わる弁護士や教育関係者の皆様、また関心を持つ方ならどなたでもご参加ください。
共に考え、交流の場としてお集まりいただければ幸いです。

なお、今回は2部構成になっております。午前10時からは自死遺族当事者の交流会(要申込み)を開催し、鹿児島近隣で同じ思いを持つ方たちが交流できる機会を持ちたいと思います。午後1時からシンポジウムです。こちらは関心を持つ方でしたらどなたでもご参加いただきたく存じます。

鹿児島県の屋久島でレスパイトハウスプロジェクトを進める当法人にとって、鹿児島県またはその近隣での自殺問題を広く知っていただく機会を持つこともまた大切な取り組みであると考えております。
GWの最中ではありますが、ぜひ鹿児島までお運びいただければ幸いです。鹿児島市にてお待ちしております。

2019年5月4日(土・祝)
第1部:自死遺族当事者交流会:10時~12時
第2部:学校と子どもの自殺シンポジウム:13時~16時半
会場:かごしま県民交流センター
(資料代を500円徴収します。)

申し込み先メールアドレス:canariacocoro★gmail.com (★を@に変えてください)お名前とお住まい(市町までで結構です)、同行者があれば人数、そして連絡先番号をお知らせください。なお、受付完了のお知らせメールが2日以内に届かない場合、メールアドレスをご確認ください。電話での申込み:080-5125-0024

第1部は、申込みが必要です。第2部は資料の準備の関係上、人数を把握したいので申込みいただければ幸いです(当日参加も可能です)。

posted by カナリアハート at 23:45| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月17日

いろいろと滞っております。

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カナリアハートの「レスパイトハウスプロジェクト」に関心をお寄せいただいている皆様、いつもありがとうございます。

最近、いろいろな事が滞っております。
ご寄付いただいた方へのお礼状の発送(ご住所を把握できる方のみになりますが)やいただいたメールへの返信、そしてブログの更新など、何よりも優先したいと思っていたのですが、遅れております。申し訳ないことです。まずは心よりお詫び申し上げます。

そうした日々の作業に加え、思わぬハイスピードでご寄付が集まっていることにも、私は慌てております。
遺族として知り合った友人らと立ち上げた社団法人も、設立したばかりでは信頼していただくことも難しいだろうと思っていたので、地道にコツコツと、何年かかるかわからないけれどご寄付を募っていこう、と考えていたのです。

まずは自分が屋久島に腰を落ち着けてからレスパイトハウスの建築を進めることになるだろうと考えておりました。
ところが、どうやら同時進行で進めることになりそうです。
具体的になり次第、随時こちらでもご報告いたしますし、ご寄付をいただいた皆さまには個別にお知らせしていこうと考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

とりいそぎお詫びと近況報告とさせていただきます。


*****ご寄付のご協力のお願い*****

【目標金額設定に関するお詫び】当初、目標金額を500万円と設定しておりましたが、それは建物本体のみの予算で、浄化槽や水道電気等の工事を含めると、まだ建築費用に達しておりません。近々工務店さんと打ち合わせをしますので、建築にかかる具体的な費用をお知らせいたします。引き続きよろしくお願い申し上げます。

※1)全ての理事は一切の報酬なしで活動しております。ご寄付は全額、宿泊施設の建設及び運営費、また遺族支援に関する諸々の費用(当法人定款に基づく)としてのみ使わせていただきます。使途は全て公開します。
※2)万が一、目的が達成されず法人が解散された場合には当法人定款に則り非営利の遺族支援団体等に全額寄付します。
※3)一般社団法人のため、寄付控除は受けられません事をご承知おきください。
※4)領収書やお礼状、経過報告(ニュースレター等)の送付をいたしたく、差し支えなければお名前やご住所等、当ホームページのメールフォームより連絡いただければ幸いです。
※5)ご寄付の時点で、上記の内容にご了承いただいたとし、その後の返金はいたしかねます事をご了承ください。

◇ゆうちょ銀行 
◆ゆうちょの口座よりお振込みの場合、現金でお振込みの場合
 記号:12000  番号:22912461
◆他行よりお振込みの場合
 店名:二〇八(ニゼロハチ) 店番:208  (普通)口座番号:2291246

◇岡崎信用金庫 半城土(はじょうど)支店
 口座番号:9035435   

◇住信SBIネット銀行
 支店名:法人第一支店   支店番号:106   口座番号:1312008

(名義はどれも「一般社団法人カナリアハート」です) 

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自死遺族と、遺族を取り巻く方々、そして共感していただける方々のご協力によってレスパイトハウスを作り運営することが目標です。








posted by カナリアハート at 01:45| いろんなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

昨日、ご寄付くださったあなたへ。

E20EB8A0-620C-48AE-8066-50F79672AECF.jpegレスパイトハウスプロジェクトに関心をお寄せいただいている皆様。
いつもありがとうございます。

昨日もまた、新たなご寄付がありました。
5,000円のご寄付でした。私が知ることができるのは口座に振り込まれた際のお名前だけです。

振込人欄に記されたお名前は漢字の時もありますしカタカナの時もあります。

個別にホームページから電話やメールをいただいていればお礼の申し上げようもあるのですが、振込だけではこちらから連絡の術もありません。(ご住所やメールアドレスがわかる方にはお礼状を送付していますが)

ツイッターでのアカウント名と同じお名前で振り込んでくださったご寄付もありますが、こちらから「いついつご寄付くださったのはあなたでしょうか」とお尋ねするわけにもいかず(たまたまお名前が偶然の一致という可能性も0ではないので)。おそらくどなたも、お礼の言葉を期待しているのではないのでしょう。

実はこれまでお振込みくださった方たちのうち約80%はそういった、全く面識のない方からのご寄付です。新聞記事かラジオやツイッター等でレスパイトハウスプロジェクトの取り組みについて知ってくださった方たちでしょう。

私の個人的な体験の、どの部分に共感してくださったのだろうか、といつも思います。

あなたの人生に、どんな事があったのでしょうか、と思いを馳せます。
学校に通っていた我が子を亡くした辛さを知る方なのでしょうか。自死という形で突然身近な人を亡くした方なのでしょうか。辛い事の多い人生を生き抜いてこられた方なのでしょうか。反対に、何不自由なく幸せに生きてきたことに後ろめたい思いを持ってしまった方でしょうか。
もしかしたら教育行政がいかに個人を切り捨てるのかを思い知った方なのでしょうか。はたまた、なんの後ろ盾もないままに一つの事を始める大変さを知る方でしょうか。想像するときりがないほどです。

お電話をくださる方の中には、使い道が明確なところに寄付したいと思っていた、とおっしゃる方もいらっしゃいました。
たしかに、レスパイトハウスを作りたい、という明確でただ一つの目的は、わかりやすいかもしれません。
それでも、今までなんの実績もない私どもを信じ少なからぬ貴重なお金を託してくださることに、今さらながら人を信じることの暖かさを教えていただく思いです。

ご寄付は、1,000円の方から、言うのが憚られるほど大きな金額の方までいらっしゃいます。しかし金額の多寡ではなく、寄付しようかな、と思うだけではなく、実際に振り込むという行動までしてくださった、あなたの「暖かいお気持ち」をはるかに超える思いを、間違いなく、そして有難く頂戴しております。

ありがとうございます。







posted by カナリアハート at 15:26| カナリアハートの思っていること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする