昨年12月に放送されたNHKラジオ深夜便の人権インタビューが、先週再放送されました。前回放送された後は、一週間で70件ほどのお電話を頂戴し、世の中には朝4時台のラジオを聴いている人がこんなにいるのかと驚いたものです。そしてわざわざ電話をしようと思ってくださることにも驚きました。それほど反響がありました。
そして再放送の連絡をいただいた時には、子どもの人権や家族の自死について、さらにはカナリアハートの取り組みについて、新たに聴いていただける人がいたらいいなあ、と思っておりました。
そして当日、放送終了後からまたもお電話を頂戴することになりました。
どれも、共感や応援のお言葉ばかりで、心温まり励まされるのですが、実はひとつだけ気になることがあります。
カナリアハートの取り組みについて「お一人で頑張ってこられて・・・」と励ましてくださる方が少なからずいらっしゃるのです。
たしかに、私の思いだけで進めている取り組みのように思われるかもしれませんが、実際には、数えきれないほどの様々な方面の方から、様々なご縁をいただいて今に至っております。私一人がどう頑張ったところで、この活動を多くの人に知っていただくには限界があります。
新聞に掲載してくださった記者さん、それを見て連絡をくださったご遺族の方、そして新聞記事をブログで紹介してくださった方や記事を切り抜いて自死遺族のお知り合いに渡してくださったと言う方もいらっしゃいました。前職時代の同僚がわざわざ訪ねてくださってご寄付を手渡ししてくれたこともありました。
何年経っても、胸をかきむしられるような後悔が突如押し寄せたり、無気力になることもあります。それでもまた立ち上がれるのは、多くの人たちの有形無形の支えがあるからです。
ありがとうございます。