いつもありがとうございます。
昨日もまた、新たなご寄付がありました。
5,000円のご寄付でした。私が知ることができるのは口座に振り込まれた際のお名前だけです。
振込人欄に記されたお名前は漢字の時もありますしカタカナの時もあります。
個別にホームページから電話やメールをいただいていればお礼の申し上げようもあるのですが、振込だけではこちらから連絡の術もありません。(ご住所やメールアドレスがわかる方にはお礼状を送付していますが)
ツイッターでのアカウント名と同じお名前で振り込んでくださったご寄付もありますが、こちらから「いついつご寄付くださったのはあなたでしょうか」とお尋ねするわけにもいかず(たまたまお名前が偶然の一致という可能性も0ではないので)。おそらくどなたも、お礼の言葉を期待しているのではないのでしょう。
実はこれまでお振込みくださった方たちのうち約80%はそういった、全く面識のない方からのご寄付です。新聞記事かラジオやツイッター等でレスパイトハウスプロジェクトの取り組みについて知ってくださった方たちでしょう。
私の個人的な体験の、どの部分に共感してくださったのだろうか、といつも思います。
あなたの人生に、どんな事があったのでしょうか、と思いを馳せます。
学校に通っていた我が子を亡くした辛さを知る方なのでしょうか。自死という形で突然身近な人を亡くした方なのでしょうか。辛い事の多い人生を生き抜いてこられた方なのでしょうか。反対に、何不自由なく幸せに生きてきたことに後ろめたい思いを持ってしまった方でしょうか。
もしかしたら教育行政がいかに個人を切り捨てるのかを思い知った方なのでしょうか。はたまた、なんの後ろ盾もないままに一つの事を始める大変さを知る方でしょうか。想像するときりがないほどです。
お電話をくださる方の中には、使い道が明確なところに寄付したいと思っていた、とおっしゃる方もいらっしゃいました。
たしかに、レスパイトハウスを作りたい、という明確でただ一つの目的は、わかりやすいかもしれません。
それでも、今までなんの実績もない私どもを信じ少なからぬ貴重なお金を託してくださることに、今さらながら人を信じることの暖かさを教えていただく思いです。
ご寄付は、1,000円の方から、言うのが憚られるほど大きな金額の方までいらっしゃいます。しかし金額の多寡ではなく、寄付しようかな、と思うだけではなく、実際に振り込むという行動までしてくださった、あなたの「暖かいお気持ち」をはるかに超える思いを、間違いなく、そして有難く頂戴しております。
ありがとうございます。